キャットフードの種類

キャットフードを初めとしたネコの食事の種類と、メリット・デメリットについて。

ネコの食事の種類

ネコの食事は大きくわけて、ドライフード・ウェットフード・手作り食(加熱)・生食の4種類があります。ドライフードとウェットフードは市販、生食は手作りであることが多いです。下の表にそれぞれの紹介をまとめてみました。

食事 説明 メリット デメリット
ドライフード カリカリとも呼ばれ、一番人気のキャットフードです。ほぼ全てが主食用の総合栄養食です。
  • カリカリは1日中お皿に出しておけるので、ネコさんが好きなときに食べられます。
  • 人間はカリカリをお皿に足すだけなので、食事の世話がラクです。
  • カリカリは缶詰のウェットフードよりも安いことが多いです。
  • ドライフードの水分量は他のフードと比べて低く、ネコが慢性的な脱水状態になりやすいです。
  • ドライフードの炭水化物は他のフードと比べて高く、真性肉食動物に分類されるネコにとっては糖分が多すぎます。
  • ドライフードのタンパク質は、お肉由来ではなく植物由来の割合が高い傾向にあります。
  • 市販のフードを与える場合、フードの原材料に何が使われているか把握できないことが多いです。
ウェットフード 缶詰や小袋に入っています。パテ状や塊など色々な食感の製品があります。主食用の総合栄養食と、おやつ用の一般食があります。
  • カリカリと異なり、食事と一緒に十分な水分摂取ができます。
  • ウェットフードには炭水化物が低い製品が多いです(炭水化物が高いウェットフードも一応あるので注意です)。
  • ウェットフードのタンパク質は、植物由来ではなく、お肉由来の割合が高いことが多いです。
  • カリカリと異なり1日中出しておくことはできません。ネコの食事の度に出すことが必要です。
  • ウェットフードはカリカリよりも値段が高いことが多いです。
  • 市販のフードを与える場合、フードの原材料に何が使われているか把握できないことが多いです。
手作り食
(加熱)
家庭で調理した食事です。色々なレシピがあります。
  • カリカリと異なり、食事と一緒に十分な水分摂取ができます。
  • 市販のフードと異なり、ネコの食事にどんな材料が使われているか把握できます。また栄養バランスを自分で調整できます。
  • ネコに必要な栄養を考えずに作ってしまった場合、栄養バランスが激しく崩れてしまいます。長期間与えることでネコの健康を害するおそれがあります。
生食 家庭で作った生食です。色々なレシピがあります。
  • 生食は肉食動物にとって一番消化に良いです。ネコの消化器官の負担を減らすことができます。
  • 未消化で排出される食事の割合が減るため、食べる量・糞の量が少なくなります。糞のニオイも一番少ないです。
  • カリカリと異なり、食事と一緒に十分な水分摂取ができます。
  • 市販のフードと異なり、ネコの食事にどんな材料が使われているか把握できます。また栄養バランスを自分で調整できます。
  • ネコは人間と比べて生肉由来の食中毒にかかりにくいですが、絶対にかからない訳ではありません。お肉の保存状態が悪いと特に危険です。
  • ミンチ生食にしない場合、ネコの消化器官に生肉・生骨の塊が詰まる事故の危険があります。(骨の危険に掲載しています。)
  • ネコに必要な栄養を考えずに作ってしまった場合、栄養バランスが激しく崩れてしまいます。長期間与えることでネコの健康を害するおそれがあります。
  • キャットフードの種類は他にも市販の生食、フリーズドライ生食、セミモイストフードなどがあります。これらのフードは日本で入手が難しかったり、あまり人気がなかったりするため表からは省略しました。
  • キャットフードの種類は色々ですが、ネコさんの健康、飼い主さんの安心、便利さなどを考慮して決めることになります。複数のタイプのキャットフードを併用している人もたくさんいるみたいです。

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