ふりかけ

ネコのフランケン生食で、ふりかけを使って新しい食材に慣れてもらう方法。

ふりかけとは

  • ネコさんが新しい食材を食べないとき、ふりかけをかけることで食べてくれることがあります。フランケン生食をあげるとき、ネコさんが慣れていないお肉や内臓にふりかけをトッピングし、ネコさんが食べるか試してみます。
  • お肉にトッピングするものは、ネコ用に「ふりかけ」として市販されているものでOKです。ネコさんが好きな乾燥系おやつを砕いて粉にして使うこともできます。
  • ふりかけは生食に限らず、ネコさんを新しいフードに慣らすときに役立ちます。よく使われるトッピングは、フリーズドライの鶏肉、フリーズドライの肉や内臓、かつおぶし、粉チーズ、FortiFlora(ピュリナのサプリ)などです。
  • FortiFloraはうちでは試したことがないのですが、ネコの嗜好性がとても高い粉状サプリだそうです。FortiFloraにはたんぱく加水分解物が使用されています。たんぱく加水分解物はカリカリの嗜好性を上げるため、カリカリの表面によく吹き付けられている物質です。たんぱく加水分解物の味が大好きというネコは多く、カリカリから生食への移行時にFortiFloraを使った人も結構いるみたいです。FortiFloraは地域によっては入手しにくいことがあるのが難点です。

ふりかけの作り方

  1. 粉状になっていない乾燥おやつをふりかけにする場合、指やスプーンなどで潰して細かい粉にしておきます。
  2. ネコに食べてほしい食材にふりかけを上からかけます。もっとしっかりかけたい場合、ふりかけをお皿に出し、食材をふりかけの粉上で転がしてまぶします。
  3. ふりかけを舐めとるのが得意なネコさんの場合、ふりかけを指でしっかり食材にくっつけておきます。(ネコさんが頑張った場合、これでも舐めとられてしまいますが・・)

ふりかけのメリット

  • ふりかけは食材にかけるだけなので、他の方法と比べてとても楽です。フランケンささみを作ったり、内臓ボールのウェットフードを丸めたりする手間がありません。
  • ふりかけはどんな食材にでも使えます。生食のお肉や内臓にかけたり、ネコさんが飽きてしまった市販のキャットフードにもかけられます。ふりかけはネコさんのおやつにもなるので、いくつか蓄えておくと便利だと思います。
  • フランケン生食で色々な種類のお肉をあげていると、特定の種類のお肉をなぜか食べなくなってしまうことがあります。理由はネコさんがそのお肉に飽きた、お肉が新鮮でない、栄養バランス的にその食材が必要ない、ネコさんが食材を忘れてしまった(?)などが考えられます。食材の品質に問題がなく、数日間待ってからもう一度あげても食べない場合、ふりかけをかけてあげると思い出したように食べてくれることがあります。

ふりかけのデメリット

  • ネコさんが新しい食材を食べないと心に決めている場合、ふりかけだけ舐め取られてしまいがちです。ふりかけが真価を発揮できるのは、ネコさんが食材を嫌いではないけれど、単体では食べる気が起こらないかな~と思っている場合です。
  • ふりかけは使うのが簡単な分だけ、ネコさんが舐めとるのも簡単です。ネコさんが新しい食材に慣れるための方法は他にもありますが、ふりかけは中でも一番効果が薄いと思います。(ふりかけが物凄く大好きなネコさんは除きます。)
  • たくさん使いすぎてしまうと不健康なふりかけもあります。特にしょっぱいおやつをふりかけにする場合、毎日たくさんあげると塩分が心配です。
  • 中には原材料の安全性が怪しげなふりかけもあります(汗)信頼できる原材料のふりかけのみにするか、怪しげなふりかけはなるべく量を減らした方が無難です。

ふりかけのコツ

  • ネコさんが一番好きなおやつを探し、そのおやつを粉にしてふりかけると効果的です。たまに単体でもおやつにあげていれば、ネコさんが食材に慣れてきたとき、食材も一緒におやつと認識してくれることがあります。
  • ふりかけの粉は細かいほど食材にくっつきやすく、ネコに舐め取られにくいです。粗い粉状のふりかけははがれやすいです。
  • ふりかけをまぶした食材をネコさんが食べてくれない場合、まずはごく少量(1~2g程度)の食材を細かく切り刻み、同量のふりかけと混ぜて与えると食べてくれることがあります。
  • ネコさんがふりかけをかけた食材を食べるようになったら、ほんの少しずつふりかけを減らします。ネコさんが食べなくなったらふりかけをちょっとだけ増やし、再び毎日少しずつ減らします。最終目標はふりかけなしでも食材を食べられるようになることです。
  • しょっぱいふりかけは塩分が心配なので、量を減らすか、しょっぱくないふりかけに変えた方が安心です。
  • かつおぶしなど魚からできているふりかけを使う場合、なるべく毎日大量にかけないようにします。魚はネコの本来の獲物ではなく、食べすぎはネコの体に良くないと考えられています。
  • またたびの粉をふりかけにすることもできます。しかしあげすぎは体に良くないので、他のふりかけと比べてほんの少ししか使えず、あまりオススメできません・・・。

ふりかけをあげたときの反応

  • ふりかけの効果は、ふりかけの種類や食べるネコさんによって様々です。好き嫌いの激しいネコさんはふりかけごと拒否してくる場合もあります。ふりかけだけ頑張って舐め取るネコさんも多いみたいです。逆にふりかけさえかければ何でも食べるネコさんもいます。ふりかけの匂いがすれば、食べ物でない物までかじって食べようとするふりかけ命のネコさんもまれにいるそうです。
  • うちではネコさんがレバーを食べなかったとき、ふりかけをまぶしてみたことがあります。使ったのは「ママクック フリーズドライのササミふりかけ」で、うちのネコさんも大好きなふりかけです。結果はネコさんがふりかけだけ舐めとってしまい、キレイになったレバーがお皿に残りました・・・。結局レバーは内臓ボールで慣れてもらいました。
  • 一方でネコさんが新しい食材に慣れてきて、でも単体ではまだ食べられないとき、ふりかけが役立ちました。フランケンささみで十分牛肉に慣れてもらった後、ささみ無しの牛肉にふりかけをちょっとだけつけてあげると食べてくれました。その後はふりかけなしの牛肉でも食べてくれています。

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