キャットフードの自然保存料一覧
キャットフードに使われる自然保存料の一覧と、用途や毒性について。
キャットフードの自然保存料
- キャットフードの自然保存料は、合成保存料と比べて種類が少ないです。自然保存料は主にドライフード(カリカリ)の油脂に添加されるほか、プレミアムフードによく使われています。
- 自然保存料は、キャットフード中の油脂の酸敗を防ぐ酸化防止剤として使われています。
- 自然保存料は、合成保存料ほど効果が強力ではないことが多いです。そのため「合成保存料無添加」と表示されているキャットフードは、合成保存料を使ったキャットフードよりも賞味期限が短かったりします。
酸化防止剤の一覧
保存料 |
用途 |
危険 |
トコフェロール (TCP) |
- 食品中の油脂の酸敗を防ぎます。
- 化粧品や医薬品にも使用されています。
- トコフェロールの多くはビタミンEとして機能します。
- ビタミンEは木の実、種子、全粒穀物などの食物に多く含まれています。
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- 過剰摂取すると血液の凝固を阻害するおそれがあります。(脚注1)
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アスコルビン酸 |
- 食品の自然な酸化を防ぎます。水溶性であり脂溶性でないため、食品中の油脂の酸敗を防ぐことはできません。
- アスコルビン酸の多くはビタミンCとして機能します。
- ビタミンCは多くの植物・生物が体内で合成できます(人間はできません)。
- ビタミンCは自然界に元から存在する物質ですが、食品に添加されるビタミンCは工業的に生産されたものです。
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- アスコルビン酸は水溶性なので、過剰摂取しても多くの割合が尿で体外に排出されます。過剰摂取の危険度は低いです。
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アスコルビン酸誘導体 |
- アスコルビン酸誘導体は、アスコルビン酸(ビタミンC)のエステルや塩です。
- アスコルビン酸エステルは脂溶性なので、食品中の油脂の酸敗を防ぎます。
- アスコルビン酸塩は水溶性なので、食品中の油脂の酸敗を防ぐことはできません。
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- アスコルビン酸塩は水溶性なので、過剰摂取しても多くの割合が尿で体外に排出されます。過剰摂取の危険度は低いです。
- アスコルビン酸エステルは脂溶性ですが、毒性についてのデータはあまり多くないようです。
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ローズマリー抽出物 |
- 食品中の油脂の酸敗を防ぎます。
- 食用ハーブのローズマリーから抽出されます。
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