猫は真性肉食動物!

真性肉食動物としての猫の食事と、キャットフードの問題点について。

ネコは真性肉食動物

  • 猫は肉食動物の中でも「真性肉食動物」といって、生きていくために肉を食べることが必要です。雑食動物の人間はお肉を食べなくても生きていけますし、雑食寄り肉食動物の犬も一応肉無しで生きることができます。一方で、猫はお肉なしでは生きられません。猫と人間や犬が大きく違うところです。
  • 穀物・野菜・果物には、猫が生きていくために必要な栄養があまり含まれていません。ネコはベジタリアンにはなれません・・・。
  • 野生のネコは、狩った虫・小動物・鳥などの獲物を丸ごと食べてしまいます。残すことがあるのは獲物の胃腸や尻尾、大きな骨などの硬い部分だけで、残りは頭から足までばりばり食べます。

ネコは肉だけで生きられる?

  • ネコは生きるためにお肉を食べる必要がありますが、お肉だけでは生きられません。獲物の骨や内臓に含まれる栄養も必要としています。
  • 近年はネコにキャットフードをあげるのが主流で、お肉や骨、内臓をネコにあげる人は少なくなっています。キャットフードにはお肉やレバーなどのタンパク源が入っていて、各種サプリメントが添加されています。レバー以外の内臓や骨を含むと明記されたキャットフードは少ないですが、それらの栄養は添加されたサプリで補われています。
  • 現代のペットのネコはお肉・骨・内臓を個別に食べる必要はなく、生きていくためだけならキャットフードを食べていればOKです。

キャットフードの問題点

  • キャットフードだけ食べていても問題無く生活しているネコさんもたくさんいますが、中には体調を崩してしまうネコさんもいます。
  • キャットフードの選び方で、FLUTD(猫下部尿路疾患)や結石にかかりやすくなったり、肥満や糖尿病、アレルギー等を発症しやすくなることがあります。
  • キャットフードの大きな問題点は、
    1.ドライフードの水分量の少なさ
    2.ドライフードの炭水化物の多さ
    と言われています。
  • キャットフードの問題点として、他にも原材料が明確でないことや、生産過程での異物混入の不安、ドライフードのカビなどの問題があります。
  • ドライフード(カリカリ)の低水分量・高炭水化物については、私も一番問題だと思います。ネコ科動物が千万年以上の歴史の中で食べてきた食事は高水分量・低炭水化物ですが、カリカリはその真逆を進んでいます。カリカリは食事を出す人間側にとってとても便利なのですが、ペットフードができたからといってネコが真性肉食獣をやめたわけではありません。

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