猫は水を飲むのが苦手!
ネコが水を飲むのが苦手な理由と、ドライフードの問題点について。
猫は水を飲むのが苦手
- ネコは他の動物と比べて水を飲むのがとても苦手です。ネコは動物の中でも、一番水を飲むことが下手な部類に入ってしまいます・・・。
- ネコが水を飲むのが下手なのは、ネコの口や舌の形状が水を飲むために作られていないためです。水飲みの練習が足りないせいではありません(汗)
色々な動物の水の飲み方
- 人間、ウシ、ウマなどの動物は、舌を使わなくても、池や川から水を吸い上げることで水を飲めます。(ウシはたまに舌を使うことがあります。現代の人間は代わりにコップや手を使いますよね。)直接水を吸い上げることで一気にたくさんの水が口に入るため、水の飲み方では一番効率的です。
- ネコや、多くのイヌは池から水を吸い上げることができません。進化の過程で口を使って水を吸い上げることを学ばなかったので、ネコやイヌは代わりに舌を使います。
- イヌは舌をスプーンのように丸めて水をすくい上げて飲みます。なので吸い上げほどではないですが、そこそこ効率良く水を飲むことができます。対してネコは、舌をスプーンのように丸めることができません。
- ネコの水の飲み方は、舌を水に入れ、引き上げたときに舌のトゲトゲについてくる水を飲むというものです。一舐めあたりで飲める水の量がとても少ないので、十分な量の水を飲むにはたくさんの回数舌を出し入れする必要があり大変です。(実際は十分な量を飲む前に止めてしまうことも多いみたいです・・・。)
フードで水分摂取
- ネコは砂漠の生き物なので、喉が渇きにくい動物です。(詳しくはドライフードの水分量に掲載しています。)それに加えて水を飲むのが下手なので、ネコのフードに水分が不足していると、慢性的な脱水状態に陥ってしまいやすいです。
- ドライフード(カリカリ)だけを食べているネコさんは、本来体が必要としている水分を摂取できていないことが多いです。慢性的な脱水状態は不健康であるだけでなく、尿が濃くなることでFLUTD(猫下部尿路疾患)、尿路結石、腎結石などの病気を引き起こすこともあります。
- 総合栄養食のウェットフード(缶詰)や、バランスの取れた生食、手作り加熱食を中心に食べているネコさんは、食事に十分な水分量が含まれるため慢性的な脱水状態を引き起こしにくいです。
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