卵の栄養
猫のフランケン生食での卵を使った栄養補給について。
卵で栄養補給
- フランケン生食では、食事に適量の生卵を加えることが多いです。卵はお肉・骨・内臓に不足しがちな栄養素を含んでいます。
- ネコに卵黄を与えることで、フランケン生食に不足しやすいコリンやビタミンEといった栄養素が補給できます。また卵黄ではビタミンD、鉄、ヨウ素、DHAといった各種栄養素も摂取できます。
- 卵には他にも各種ビタミンやミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸など多くの栄養素が含まれています。
- フランケン生食では、主食となるお肉・骨・内臓に加え、卵や魚のオメガ3脂肪酸を与えることが推奨されています。卵や魚を適量取り入れることで、市販のサプリメントを使わなくても理想に近い栄養バランスの食事をネコに与えられます。
卵黄と卵白
- 卵の栄養のほとんどは黄身に詰まっています。白身は黄身と比べて栄養素の種類や含有量が少ない上、アビジンという物質を含みます。アビジンはビオチンというビタミンBの吸収を阻害してしまいます。
- 白身は主にタンパク源にしかなりませんが、フランケン生食では既にお肉でタンパク質を十分摂取できています。そのため生食で卵黄のみを使い、卵白は避ける人も多いです(卵白についてに掲載しています)。
卵黄のコレステロール
- 卵の黄身はコレステロールが高い食品です。そのため数十年前には、心臓病の危険が高まるとして卵の黄身を避ける人がたくさんいました。
- 一方で最近の研究により、多くの人について、卵の黄身を食べても心臓病の危険は高まらないことが分かっています。そのため卵の黄身は他の食品と同様、バランスの良い食事に取り入れる分には何の危険もないという考えが主流になりました。
- 生卵はネコにとっても健康的な食品です。フランケン生食で適量の卵を取り入れる分には、コレステロールの心配は特にありません。
卵はお肉の代わりになる?
- 卵は安くて栄養たっぷりのタンパク源ですが、お肉の代わりにはなりません。
- 卵は完全栄養食といわれることもありますが、ネコが必要な栄養バランスは卵だけでは再現できません。そのため、ネコは卵だけで健康に生きていくことはできません。
- ネコが腎不全などの特殊な状況では、食事中のリンを抑えるため、獣医師から手作り食で卵白を使うアドバイスを受けることがあります。そのような場合を除き、フランケン生食のお肉を卵と置き換えるのはやめましょう。
- フランケン生食ではあくまでお肉+骨+内臓が主食です。卵はコリンやビタミンEをはじめとする栄養素を自然な形で補給できるサプリメントと考えます。
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