魚の選び方

猫のフランケン生食で、オメガ3脂肪酸補給のために与える魚の選び方。

魚でオメガ3脂肪酸を補給

  • フランケン生食では、ネコに魚や魚油サプリメントを適量与えることが推奨されています。目的は食事中のオメガ3:オメガ6比率をネコの野生の獲物に近づけるためです(魚のオメガ3脂肪酸に掲載しています)。
  • フランケン生食で魚を与えるときは、一週間に一度だけ食事を魚に置き換えるのが一般的です。与える魚は生魚、刺身、魚の缶詰などが主に使用されています。

与える魚の種類

オメガ3脂肪酸の含有量

  • オメガ3脂肪酸の含有量は、魚の種類により大きく異なります(脚注1)。寒い環境でも生きられる脂肪の多い魚は、一般的にオメガ3脂肪酸の含有量が多いです。また赤身魚は白身魚よりもオメガ3脂肪酸を多く含むことが多いです。
  • オメガ3脂肪酸の含有量が低い魚の種類も多いため注意です。フランケン生食に魚を加える目的はオメガ3の摂取なので、オメガ3脂肪酸が低い魚は避けるか、あまり使わない方が無難です。
  • イワシ、アンチョビ、サバ、サケなどの魚はオメガ3脂肪酸の含有量がとても高いです。
  • マグロのオメガ3脂肪酸は種類により含有量が変わります。クロマグロはオメガ3脂肪酸が多いですが、キハダマグロやツナ缶はオメガ3脂肪酸が少ないです。

水銀濃度

  • 魚は水銀に汚染されていることが多いですが、汚染度は魚の種類によってかなり異なります(脚注2)。一般的に食物連鎖の頂点に近い魚ほど水銀による汚染度が高いです。
  • メカジキ、サワラ、一部のマグロなどは水銀濃度が特に高いため注意です。水銀による汚染度が高い魚は避けるか、与える頻度を減らした方が安全です。
  • マグロの水銀濃度は種類によって変わります。メバチマグロやキハダマグロは特に水銀濃度が高いため注意です。
  • その他サバ科の魚では、マサバやノルウェーサバは水銀濃度が低く、サワラやオオサワラは水銀濃度が高いです。
  • イワシやアンチョビは水銀による汚染度が最も低い魚です。イワシやアンチョビはオメガ3脂肪酸が高く、水銀濃度が低いため、とてもオススメできる魚の種類です。

生サケの危険

  • サケはオメガ3脂肪酸が高く、水銀濃度が低い魚です。しかし生のサケはイヌ科動物に鮭中毒を起こすことがあるため注意です。ネコが鮭中毒にかかることはないと言われています(脚注3)。
  • 鮭中毒は、生のサケ中にいるNeorickettsia helminthoecaというリケッチアにより引き起こされます。イヌがいるお家の場合、生のサケや、その他遡河魚(産卵時に海から川へ上る習性がある魚)を使うのは危険です。ネコに与えた生サケをイヌが食べてしまった場合、サケ中毒を起こす危険があります。
  • サケなどの遡河魚を加熱することで、中毒を引き起こすリケッチアが死滅して安全になります。調理したサケの肉はイヌ・ネコどちらに与えても安全です。
  • サケなどの遡河魚を一定期間だけ冷凍保存することで、中毒を引き起こすリケッチアが死滅すると言われています。しかしどのくらいの期間冷凍すれば安全となるかは意見が分かれるため、念のためイヌがいる家庭での生鮭の使用は避けた方が安全だと思います。
  • サケ中毒はイヌ特有の症状と言われているものの、念のためネコに生サケを与えない人も多いようです。うちでも生イワシは与えたことがありますが、生サケを与えたことはありません。

選び方のコツ

  • 養殖魚はなるべく避け、天然魚を使います。魚の養殖では、寄生虫などに対抗するために強い抗生物質が使われることがあります。このような養殖魚をネコが摂取すると、魚の体内に残った抗生物質も一緒に摂取してしまいます。
  • 生食にこだわるため、魚の補給に生魚のみを使い、缶詰や魚油サプリは使わない人もいます。しかし生魚を1匹丸ごと与えるには、尖った骨、鋭いヒレ、魚由来の寄生虫など、生肉を与えるのとは異なる危険が伴います。生魚丸ごとを与えるのが不安な場合、代わりに刺身や缶詰を与えることでオメガ3脂肪酸を補給できます。
  • 習慣的に魚を食べることはネコの健康に良くありません。魚油サプリメントを取り入れることで、ネコの魚の摂取量を抑えつつオメガ3脂肪酸の摂取ができます。フランケン生食で魚油サプリメントと魚を併用する人もいれば、いずれかのみを使用する人もいます。

スポンサードリンク

PR

PR