魚油サプリメントの服用量

猫のフランケン生食で使う魚油サプリメントや、オメガ3脂肪酸の服用量について。

オメガ3脂肪酸の適量は?

  • フランケン生食ではネコに魚油サプリなどを適量与えることで、魚のオメガ3脂肪酸を食事に取り入れることが推奨されています。
  • ネコの栄養学において、オメガ3脂肪酸の研究は他の栄養素と比べて進んでいません。ネコにとってのオメガ3脂肪酸の必要量や適量は未だ判明していません。オメガ3脂肪酸の必要量については情報源ごとに異なる主張であることも多く、混乱を招きがちです。
  • オメガ6脂肪酸は、オメガ3脂肪酸よりも以前にネコの必須脂肪酸であると判明しています。最近の研究により、オメガ3脂肪酸もネコの健康に必要であることが分かりました。

オメガ3脂肪酸の最大限度

  • オメガ3脂肪酸を安全に服用できる最大量についての情報をまとめてみました。
  • NRC(全米研究評議会)の主張によると、イヌが安全に服用できるオメガ3脂肪酸の上限量は、食事1000kcalにつきEPAとDHAの合計が2800mgとしています。ネコについての研究は不足しているため、オメガ3脂肪酸の上限量を定めることはできません(脚注1)。
  • NRCが主張するイヌの上限量をもとにすると、体重1ポンドあたりEPAとDHAの合計が20-55mg(体重1kgあたりEPAとDHAの合計が約45-120mg)が安全に摂取できる上限量となります(脚注2)。この上限量がネコに適用できると仮定すると、体重5kgのネコならEPAとDHAの合計が225-600mgが安全な摂取上限量です。
  • 獣医師Lisa A. Piersonはミンチ生食のレシピで、主原料の骨入り肉3ポンドあたり最高10000mg(骨入り肉1kgあたり最高7350mg)の魚油サプリの添加を勧めています(脚注3)。ネコが1日100gの生食を食べるなら、1週間あたりの魚油サプリ最大限度は5145mgとなり、1000mgカプセル約5個分となります。
  • 獣医師Lisa A. Piersonのレシピはミンチ生食なので、本来必要な量よりも多くの魚油が添加されている点には注意です。ミンチ生食ではサプリメント添加後の冷凍や解凍により栄養素が失われがちなので、予め多めのサプリメントを添加しておくことが多いです。
  • フランケン生食を実践中の多くの人が、サーモンオイルかオキアミオイルを適量食事に加えています。与える量は毎日500mgか、1日おきに1000mgが一般的です。食費節約のためやネコの安全を考慮し、魚油の量・頻度をさらに減らす人もいます。

オメガ3脂肪酸の最小限度

  • オメガ3脂肪酸を摂取することで健康増進効果が期待できる最小量についての情報をまとめてみました。
  • AAFCO FNES(全米飼料検査官協会猫栄養専門分科会)は、成長期・妊娠授乳期のネコの食事にEPAとDHAが必要であると認めています。成長期・妊娠授乳期の最低必要量は、EPAとDHAの合計が食事全体の0.012%(乾物含量)としています。一方で大人のネコに関し、FNESはEPAとDHAの最低必要量を定めていません(脚注4)。
  • 獣医師Lisa A. Piersonはミンチ生食のレシピで、主原料の骨入り肉3ポンドあたり最低2000mg(骨入り肉1kgあたり最大1470mg)の魚油サプリの添加を勧めています(脚注3)。ネコが1日100gの生食を食べるなら、1週間あたりの魚油サプリ最小限度は1030mgとなり、1000mgカプセル約1個分となります。
  • 獣医師Patrick Mahaneyは、ペットの関節に対して消炎効果を得るために、1日1回体重5kgあたりEPAとDHAを合計180mg摂取することを勧めています(脚注5)。この摂取量はオメガ3脂肪酸で関節炎に対処することを前提としたものであり、単なる健康増進のためではない点には注意です。

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